ソイルミックス舗装

ソイルミックス改良材と良質土を適正配合のもとで混合し、改良材を媒体として水に溶けやすい粘土・コロイド分を帯電結合させた耐水性の団粒構造土です。
水分を浸透させ保水するため畑を耕す作業は水分を媒体とした土の団粒化であり、古来より実践されてきたことなのです。

屋外体育施設の役割

屋外体育施設の役割

屋外体育施設は都市化に伴い、今や重要な役割を担ってきています。このような役割を持つ施設へのニーズは多岐にわたり、それぞれを満たすものでなければなりません。
従来の雨が止んだら速やかに使用できる施設だけでなく、土の乾燥を和らげ、砂塵問題を抑制できる施設へと変化しているのも、その典型といえます。そのような屋外体育施設のニーズを満たすために開発されたのがソイルミックス舗装なのです。

舗装のメカニズム

ソイルミックス舗装のメカニズム

従来クレイ舗装のメカニズム

ソイルミックス舗装の特徴

厳重な品質管理による製造。
従来の入れ替え工法では、新しい表層土が天然の資源であるがため、採取層の変化により物性にばらつきが発生し、施工後短期間で問題となるケースがありました。トークレーでは「土は創る時代」という観点から、理想的な物性の統計データを基準にデータ管理下で製造します。

水はけが良く、ぬかるみの解消。
空隙率が高く透水性に優れ、帯電結合により融水性粒子の水中浮遊を抑制しているため、冬期の霜解、凍結時のぬかるみも少なく、降雨後短時間で使用できます。

保水性に優れ、発塵しにくい。
水分による軟弱化や支持力を失うことが少ないため、表層の水分を抜く必要がなく、可能な限り降雨水を保水することが可能です。土粒子内で蓄えられた水分は、毛管水としてゆっくりと表面に吸い上げられ、乾燥気候下でもしっとりとしたサーフェイスをキープし防塵効果を発揮します。保水マットN(下層)の使用により、さらに防塵効果が増強されます。また雨水の貯留・蒸発は、地域の水循環を改善する作用にもなります。

経年後は事後調査により、安価で改修。
ソイルミックス改良材自体の効果は半永久的であるため、長年の使用により表層土が劣化した場合でも、事後調査により問題点を分析し、解決方法を提案します。大掛かりな改修を必要とせず、施工時の状態へ回復することが可能です。

建設費は低コスト。
優れた特性を持つソイルミックス舗装は、通常のクレー舗装工法を異なり路盤・暗渠排水を必要としないため、トータル的に低コストでの建設が可能です。

使用感・使用方法は、クレー舗装と全く同じ。
土の特性を生かしたまま改良するため、土の持つ優しさ、自然な風合い、安全性は全く変わりません。使用方法も従来となんら変わりません。

あらゆるグランドに使用可能。
野球場・サッカー場・テニスコート・学校運動場など、あらゆる施設で使用可能であり、使用目的に合わせた表層の硬さに調節することができます。

メンテナンスが簡単。
みず道・ぬかるみ等が少ないため、従来の材料と比べ、より手間が少なく維持管理費も削減できます。